巻き肩×スマホ首で肩こり悪化?頭の位置と首の深層筋が原因かもしれない理由

 

2025年07月1日

パソコンしてる肩こり女性

「肩こり」が良くならない本当の理由とは?

「ストレッチしても肩こりが戻ってしまう」

「マッサージに通っているのに、また辛くなる」

そんな方はいませんか?

実はその肩こり、“首の深層筋”と“頭の位置”が深く関係しているかもしれません。

よく知られる「巻き肩」や「ストレートネック」だけでなく、その背景にある“姿勢のクセ”や“感覚のズレ”が、症状を固定化させていることもあるのです。

特に40~50代の女性に多く見られるのが、「スマホやパソコンを見る姿勢」が日常的になったことによる首・肩・背中の慢性的な緊張です。

目次

  • 「巻き肩」と「スマホ首」が肩こりを悪化させる仕組み
  • 「肩こり=肩の問題」ではない
  • 深層筋「ロングス&ディープ」問題とは?
  • 解決の鍵は「頭の位置」と「深層感覚」
  • よくある質問を答えます
  • 小さな習慣で神経マップをアップデートしよう

「巻き肩」と「スマホ首」が肩こりを悪化させる仕組み

巻き肩とは、肩が前に入り込み、腕が体の前側に巻き込まれるような姿勢のこと。

そしてスマホ首(ストレートネック)とは、頭が前に突き出し、首のカーブが失われている状態を指します。

この2つが重なると、肩こりが起こりやすくなる理由は次の通りです。

🔸 頭の位置が前にずれると…

• 首の後ろの筋肉(後頭下筋群)が常に緊張

• 肩の上部の筋肉(僧帽筋上部)が頑張り続ける

• 首の前側の深層筋(舌骨下筋や斜角筋)が固まる

• 結果として、肩全体が“前に引っ張られたまま固定”される

この状態では、いくら肩をほぐしても、そもそも頭の位置が変わらない限り、筋肉の緊張はすぐ戻ってしまうのです。

「肩こり=肩の問題」ではない

姿勢がわるい女性

実は、肩こりの原因は肩ではなく“首の深層筋と頭の位置”にあることが多いです。

たとえば、

• 頭が5cm前に出ると、首と肩には5kg以上の負荷が増える。最大で、25kgほどの重さがかかると言われております。5kgのお米が5つにもなると考えると、恐ろしいですよね。。

• 首の前側が硬くなると、呼吸が浅くなり、自律神経が乱れる

• 背中側の筋肉は“引き伸ばされた状態”で固まりやすくなる

つまり、肩をもんでも改善しない肩こりは、「位置情報のエラー」や「姿勢パターンの固定化」によって起こっていると言えるのです。

深層筋「ロングス&ディープ」問題とは?

専門的には、「ロングス&ディープ(Long & Deep)」という現象があります。

これは、簡単に言うと筋肉が長く引き伸ばされたまま、深層で硬くなる状態のことです。

巻き肩やスマホ首では、以下のような筋肉がこの状態に陥ります

• 肩甲挙筋(首の横)

• 菱形筋(肩甲骨内側)

• 後頭下筋群(頭と首の付け根)

• 胸鎖乳突筋(首の側面)

これらの筋肉は、見た目には「伸びている」のに、実は“緊張しっぱなし”。

このギャップが、施術しても戻ってしまう理由のひとつです。

首の筋肉
首肩の筋肉

解決の鍵は「頭の位置」と「深層感覚」

肩こりが慢性化している人ほど、“肩の筋肉”をなんとかしようとしますが、

本当に大事なのは 「頭の位置を正しく戻すこと」と、

「身体の深層感覚を再教育すること」です。

🔸 そのために必要なこと

1. 首の前側(舌骨まわり・斜角筋)をゆるめる

2. 深い呼吸で胸郭をしなやかにする

3. 後頭部の重さを正しく感じられる姿勢に戻す

4. 目線や視線の動きも調整して、首の負担を軽減する

こういった要素が整ってくると、

「肩が上がってしまう」「常に肩が重い」といった感覚が驚くほど軽くなっていきます。

よくある質問:正しい姿勢をしてもすぐ疲れるのはなぜ?

「姿勢を正しくしようとすると逆に疲れる」「胸を張ると腰が痛い」

そんな人は、すでに脳や神経が“巻き肩+スマホ首の姿勢”を安全なものと誤認識している可能性があります。

つまり、間違った姿勢を“正しい”と記憶しているのです。

これを「姿勢の神経マップのずれ」とも言います。

小さな習慣が、姿勢の感覚をリセットするきっかけになります。

• 壁に背中・後頭部を軽くつけて1日2分立つ

• スマホを見る位置を“顔の高さ”に引き上げる

• 寝る前に5回、鼻から長く吐く呼吸をする

• 朝の洗顔時に「肩の力を抜いて首を立てる」意識を持つ

こうした感覚の再学習は、筋肉を変えるよりも長期的に効果が持続する方法です。

■ まとめ|肩こりが戻るのは、筋肉よりも「位置と感覚」の問題かも?

何をしても治らない肩こりに悩んでいる方は、

「肩そのもの」ではなく、「頭の位置」「首の深層筋」「感覚のズレ」に意識を向けてみましょう。

巻き肩やスマホ首の姿勢は、

ただの“癖”ではなく、脳が安全と判断した“固定された状態”です。

その情報を書き換えることが、真の改善への一歩になります。

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